坂 茂 ― 紙の建築と災害支援 (世田谷文化生活情報センター 生活工房)

坂茂氏は「紙管」やコンテナ等を利用した建築を数多く手掛けており、その技法を用いて災害支援を行っている建築家です。

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 展示では、阪神淡路大震災の時の《紙の教会》(1995年)をはじめとして海外活動も紹介されていますが、やはり記憶が生々しいのは東日本大震災

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再現された避難所の様子。

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これらのパーツを用いて、

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仕切りを設営していきます。

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仕切りの設営もノウハウやインフラがあればこそ迅速にできるというもの。

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こちらは《紙の簡易仕切りシステム》(2011年)の再現。

というか、会場自体がこのシステムで設営されています。

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災害支援活動マップ。世界中の被災者を紙が救う。

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このキービジュアルはニュージーランドクライストチャーチの《紙の大聖堂》(2013年)。

仕切りから住宅、教会と、フェーズに応じて様々なものが求められ、紙が遍在することになるのですね。