自然と美術の標本展(横須賀美術館)
夏だ!海だ!ここは何処だ?
朝イチで空いている時間を狙っていたのに、横須賀軍事遺跡ツアーらしき皆様とバスで乗り合わせてしまい、出鼻を挫かれました(ドック見学も楽しそうではありますが…)。
そんな感じでリソート感のある横須賀美術館へ。
『自然と美術の標本展 ー「モノ」を「みる」からはじまる冒険』であります。
展示内容は大まかに、自然をモチーフとした作家の作品と、鉱石・昆虫・植物の標本、自然素材を利用した画材といった構成で、まあ夏休み企画です(当企画展は撮影OKなので写真多め)。
編集者・鉱物コーディネーター、フジイキョウコ氏のコレクション。こういうのは物欲を刺激されるから眼に悪いですね!
写真家、橋本典久氏の、昆虫精密拡大写真。人と同じ位の大きさに引き伸ばされていて、眺められているのはどっちだという定番な命題。
山本彌氏の架空菌類世界。虚実入り混じっている様子。
幻想標本家、江本創氏の虫人間。ショッカー怪人みたいですね…と隣に目をやると、
こちらは蝉人間。仮面ライダーさんじゃないですか(白目)
こちらは「アーチストの身の回りのものや、作品制作のきっかけになっているものを集めた『創作標本箱』」と説明されている展示。誰のものか説明が無いんですが、左端の本は手塚治虫が16歳の時に描いた『昆虫つれづれ草』ですね。
この手前のチケットには「赤瀬川原平の冒険 脳内リゾート開発大作戦(名古屋美術館、1995年)」と記されています。サブタイトルから、裸眼立体視ブームの頃かと思われますが、20年経ってようやくVR技術が赤瀬川先生に追いついたんだ!(MMR風ハッタリ)。
こんな感じで、ご家族で楽しめるようになっています。個人的には併設展の「川田祐子展」が結構好みで、何か買っていこうと思いつつ、バスの時刻表に気を取られて手ぶらで帰宅してしまう痛恨のミスをやらかしてしまいました。そのうち何処かの通販で手に入れよう。
おっと、リンクを忘れていました。