表参道…有名ブランドの店…行きたくねぇ…。しかし、こういう企業が良いコレクションや企画展をしてくださる事実を真摯に受け止め、単身乗り込むのであった(いや単身じゃなくてもいいんですけどね)。
今回の展示は、ヘスス・ラファエル・ソトのインスタレーション《Pénétrable BBL Bleu》(1999)。ベルギーのブリュッセル・ランベール銀行で行われた回顧展の時に制作され、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵しているコレクションの公開です。
インスタレーションをコレクション・再現するというのは、手間暇考えると恐ろしいものがあります。今回の《Pénétrable BBL Bleu》は、青色のポリ塩化ビニルの管を一定間隔で四方に吊り下げた3次元的彫刻。
会場に入るには、入り口でカメラ以外の手荷物を全て預ける必要があります。つまり、眺めるだけではなく、この中に自由に出入りして良いのです。
ブログ的には動画が良かったのかもしれませんが、ここは自分が楽しむことを優先して突入!
のれん(とか言っては駄目か)をかき分け、直進したり回ったりして、青の世界と、隙間から見える外界(ギャラリーはガラス張りの7階)の変化を楽しみました。自分が入場した時は、先客はカップル1組で、モデル撮影っぽいことをしていたので、邪魔にならないよう少し遠慮しつつ、ワシワシとビニル管を掻き分けて右往左往し、陸を泳ぐ間隔を堪能しました。
ちなみに銀座のエルメス行った時も(入りたくねぇ…)って言ってる。