「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」(アーティゾン美術館)

(個人的に)鉄板の山口画伯の個展なので観ない訳にはいかないんですよ!

山口晃は「モノの見方、視点を変えることで見えてくるコト」を作品に落とし込む技法に辿り着いた作家ですが、今回の展覧会はその面白がり方も更新されていて(ネタバレなので書きませんが)、インスタレーションに仕込みが入っていました。

日本橋南詰盛況乃圖》(2021-2023)

今回の展示では下絵や道具も展示されていたのですが、参考用に立体ミニチュアを試作していたのは発見でした。

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン | アーティゾン美術館

「Mountain line "Everest"」西野壮平

アーティゾン美術館を出て、開催中の『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023』に参加されている西野壮平さんの作品を、東京ミッドタウン八重洲で観てきました。

西野壮平さんは写真のコラージュでパノラマを積み上げる作風の方で、一見すると1枚の風景写真なのですが、実は膨大な数の写真が貼り合わされています。1枚1枚の被写体への角度や距離が異なるのが分かると、どんな手間と計算なんだ…といつも圧倒されます。

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO

しかし石橋コレクションの膨大さは凄い。文化を支えているのを感じます。