富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館 複製技術と美術家たち (横浜)
富士ゼロックスがコレクションをしていたという軽い驚き(不勉強)があったので、見学して参りました。
富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館 複製技術と美術家たち ― ピカソからウォーホルまで
ゼロックスは複写機を事業とする会社ですが、その核となる電子写真技術は、美術を含めて文化そのものを大きく変えた存在です。今、私達が物事を知る(情報を得る)ことが出来るのは、情報の伝播性を支える複製技術の普及があるからです、と何を当たり前のことを言っているんだと思ってしまう程、自分達の生活は大量生産品で溢れかえっています。
この展覧会は、複製技術に対する美術作家の危機感や、複製や大量生産を前提とした取り組みの変化を取り纏める狙いで企画されたそうですが、そういう筋書きの企画なので、絵画や写真作品を楽しもうと思ってくるお客さんには、少々厳しいですよねー的な。構成が悪いとは思いませんが、例えば、この道程の先に有明方面の薄い本のイベントが繋がってますねとか、荒木経惟の最初の作品はゼロックス写真帳だった、とか風呂敷を広げて欲しかったです。
そんな感じでしたので、とりあえず複製品のお土産。
フリップブックです。
パラパラ名画 モネ「印象、日の出」/ Flip book series “Monet Impression, Sunrise” | 青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing, Inc.
下は公式の動画ではないので、削除されていたら済みませんということで。
はてなフォトライフさんが動画対応していないのに気付かず、片手で撮影したやつが無駄になりましたハッハッハ。後で残骸を削除せねば。
今週のお題「ゴールデンウィーク2016」、消化不良で申し訳ありません。
なお今回のネタ元、古い本ですが、お勧めです。
上の本の新装版(これも古本)、著者が故人なのが非常に残念。
わかりたいあなたのための現代美術・入門 (ISLAND BOOKS)
- 作者: 若林直樹
- 出版社/メーカー: JICC出版局
- 発売日: 1989/11
- メディア: 単行本
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精進します。