続・下町の空想画家 小松崎茂展(荒川ふるさと文化館)
南千住駅で下車するつもりが、ぼんやりしていて、一つ前の三ノ輪駅で下車してしまった。荒木経惟生誕の地だ、じゃなくてどうするかなあと地図を見て、一駅くらい歩いても大丈夫な距離感だったので、ぶらぶらしていると…
なんでしょうかコレは…
おーい磯野、野球やろうぜ!のアニメ制作会社だ。いや先に進もう。
小松崎茂先生の生誕の地で展覧会。はてなブックマークで気が付いた。
図録がお買い得、ということなんですが、図録って開催中に売り切れたりすることもあるので、うーん、と思っていたら
@y_gurizou 明日までですが、図録はまだあります。荒川ふるさと文化館は、在庫有る限りは、下記のように終了後の図録も販売してます。少しお高くなりますが、通販もありますよ(現金書留で560円+送料分の切手300円を送付)。https://t.co/FZcfPlzPjs
— kaoru nojiri (@KaoruNojiri) 2015, 12月 5
ということで観てきました (@KaoruNjiri さん、ありがとうございます)。
戦前は挿絵画家、戦後は少年雑誌向け絵物語やプラモデルの箱絵、東宝特撮SF映画のメカデザインも手がけていて、男の子には何かしら知られていた存在のイラストレーターですが、戦時中は「協力」せざるを得ない状況ですので、陸軍美術展にも出品されていて、
同展に出品していた藤田嗣治(1866-1968)に賞賛されたというエピソードは小松崎の周辺ではよく知られた話である。
(図録より引用)
東京大空襲で火の海と化した街を、当時住んでいた谷中から眺めていた小松崎さんは、空襲で南千住の生家を失ったとのこと。
図録を買って、帰り道は南千住駅へぶらぶら。
トマソン(原爆タイプ)、タイミング悪いね。
九龍城砦の縮小版みたいだなあ。
東武線の車窓から見下ろした曳舟あたりで、トタン屋根の家が密集している区画があって、昔の実家近辺ってああだったなあ、なんて思ったり。